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◆備蓄は家庭の事情に合わせて |
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高齢者の有無や子供の年齢などの家族構成や傷病者の有無などによって準備するものは異なります。ここでも被災時の生活がどのようになるか,落ち着いて被災生活するためには何が必要かをイメージして,各自の家庭の事情にあわせて「常に使うもの」と「非常時に必要なもの」にわけてリストアップしましょう。 |
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◆マンション −携帯トイレの備蓄は必須− | ||||
マンションでは,排水管のトラブルで下階に汚水が漏れる可能性があります。風呂の溜め水があったり水道が復旧しても,いっとき排水を控えなければなりません。携帯トイレの備蓄は必須です。 自宅の便器にビニール袋をセットし,凝固剤で排泄物を固めるタイプが便利です。ホームセンターなどで販売していますので,数日分・家族人数分の携帯トイレセットを準備しましょう。 なお,汚物の入ったビニール袋は家庭ごみの収集が開始されるまで自宅ベランダで保管しておかなければなりません。樹脂製の蓋付き衣類ケースを活用するなど衛生面に配慮した保管方法を検討する必要があります。 |
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周りの居住者と声を掛け合って,排水管から水漏れがないかチェックして水漏れがないことを |
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◆家庭での備蓄は「ローリングストック」で! | ||||
避難所や職場などでの食料備蓄と違い,家庭では日々食料品を調理して使用しており,日常食と災害食を区別する必要はありません。それなのに,災害用として普段の生活と切り離して大量に災害食を用意すると,消費期限切れ等でいざというとき使用できなくなります。 家庭での水や食料品の備蓄のポイントは,普段の買い物で缶詰やレトルト食品など日持ちするものを少し多めに買っておき,古いものから適宜消費し,使用した分を補充することで常に一定量の食料品を自宅内に備蓄しておくことです。「日々使う食料品」と「日持ちの良い食料品」を適宜使用・補充を繰り返して保管管理することをお勧めします。 |
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食料品以外にも,乾電池やカセットボンベ,ラップ,衛生用品なども同様です。 |
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◆被災時の調理をイメージして備蓄する | ||||
被災直後は,人命救助が先決で身も心も大混乱状態ですから,食べ物に手間暇かける余裕などありません。そのため,包装を開けてすぐ食べられるものが中心の食事となります。 3日目あたりから少し落ち着いてきます。ライフラインの復旧状況に応じて利用可能な熱源や調理機器を利用した食事に移行します。家庭内防災訓練で,限定された調理機器での調理にチャレンジしましょう。 被災時の食事は野菜が少なくなりがちで,ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素や食物繊維などが不足します。1週間程度ですからそれ程問題はないと思いますが,心配な方は乾燥野菜やレトルトの野菜スープなどを備蓄しておいて上手に利用したら如何でしょうか。 備蓄食品としてインスタント麺やカップ麺を備蓄している方もいると思いますが,これらは多くの水を使って調理し,食べた後は残った汁(スープ)を捨てることになり,水が「もったいない!」 マンションでは排水管の「水漏れなし」の確認ができるまで残った汁(スープ)を捨てられません。 |
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