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◆怪我の原因の大半は家具の転倒・落下 | ||||
近年発生した大きな地震では,家具や家電製品の転倒・落下と割れたガラスによる負傷者が全体の約3割〜5割を占めているそうです。 | ||||
阪神淡路大震災では,住宅の全半壊をまぬがれた建物の約6割の部屋で家具が転倒し部屋全体に散乱してしまいました。それも,ただ倒れるだけでなく食器棚などは扉が開いて中の食器類が散乱し,冷蔵庫は移動してしまい,テレビや電子レンジが飛ぶといった日常では考えられない現象も確認されています。 つまり建物が無事でも,家具の転倒で家具の下敷きになってケガをしたり,避難出口がふさがれたり,室内が散乱状態になって避難が遅れてしまうといった居住者の被害へと波及してしまいます。 |
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マンションでは建物が倒壊するなどの危険性はほとんどありませんが,家具や家電製品の転倒・落下,割れたガラスの飛散による身の危険に直面します。事前の備えとして,「命を守る」,「ケガをしない」ために,必ず家具や家電製品の転倒・落下防止対策をしておきましょう。 |
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防災計画書「資料編」で転倒防止策を詳しく記述しています ⇒ 図解 家具転倒防止 | ||||
◆伸縮ポール(ツッパリ棒)は過信しない | ||||
天井へのツッパリ棒は,建物に疵をつけることがないため,手軽にできる転倒防止対策として多くの人が利用しています。 軽い家具なら効果はあるようですが,冷蔵庫・食器棚のような重量家具の場合,大地震の最初の揺れで天井を突き破ってしまい,効果が得られなかった例が報告されています。天井面の強度を確認しておきましょう。 |
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なお,家具と天井との間隔が大きく空いている場合や本棚のように奥行の少ない家具の場合は効果が低下します。そして「ツッパリ」が緩んでいると地震のときすぐ外れてしまいますので,1ヶ月に1回は緩みを点検する必要があります。 | ||||
◆家具の動きは床の素材に影響される | ||||
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フローリングなど滑りやすい床では,家具類は水平移動しやすい |
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◆コンクリート壁は共有物です | ||||
マンションのコンクリート壁は共有物ですので,家具固定のためのアンカーをコンクリート壁に取り付ける場合は管理組合の許可が必要になります。模様替え申請書を提出し,許可を得てから工事を実施してください。自分で行う場合も,業者に依頼する場合も同じです。 | ||||
GT4 横浜 霧が丘グリーンタウン第4住宅管理組合 | GT4 |