防災－コミュニティ

コミュニティ

◆活発なコミュニティほど防災力が高い

　阪神・淡路大震災以降，地域コミュニティを中心とした防災活動が担う役割への期待が高まり，行政機関の指導もあって各地でコミュニティ組織をベースとした防災組織が作られ活動しています。しかし，個人化，少子高齢化，核家族化，ネットによる外部情報への依存化傾向など，多様な生活環境となった今日，地縁的なつながりの希薄化とあいまって，地域コミュニティがかえって弱体化する危険性をはらんでいます。
　地域の何が・どこが危険かなど，常に危機意識をもってコミュニティ活動を活発に行っている地域ほど「防災力」が高いと言われており，防災力を高めるためには，コミュニティ活動を活性化することが重要です。

◆個人の防災力向上を　地域の防災力向上に

　防災の基本は自助！　大切な家族を守るのは，周りの人や行政ではなく自分です。そのためには一人ひとりの防災力が向上しなければなりません。防災について，防災組織や周りの方と情報交換し知恵を出し合う。そして，良いものは「マネ」をして自分や家族に合った形になるよう工夫して応用しましょう。この場合の「マネ」はいけないことではありません。コミュニケーションが活発になり，結果として個人と地域の防災力向上につながります。毎日のあいさつや井戸端会議？は地域の防犯にも大いに役立ちます。

◆マンション　－管理組合も「独立した地域コミュニティ」－

「多くの区分所有者が居住者として住むマンションにおいては，（法律で設置が義務付けられている）
　管理組合を”自発的な防災活動を行う自主防災組織”として位置付けることが有効である」
　（総務省の研究会の提言）
　自主防災組織として，これまで自治会などの地縁団体が主なベースとして想定されてきましたが，今後は管理組合が主体となってマンションの自主防災組織を設置し，周辺自治会の防災組織と協力して活動することにより，地域防災力のさらなる向上が期待されます。

	横浜霧が丘グリーンタウン第四住宅管理組合

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