大胆な色使い、モダン・ポップな幾何学模様や季節の花や風物など自由で
前衛的とも言える柄行のキモノといえば銘仙。昨今のアンティークキモノ
ブームでまた注目を集めていますね。今月のかわいいものはこの銘仙小物
マリンバ奏者の通崎睦美さんの銘仙着物コレクションが一挙公開されている
ソデカガミという本には、まるでおもちゃ箱をひっくり返したかのような
色どりどりでおもしろいデザインの着物が満載されています。このティッシュ入れ
も赤と黒の使い方がおもしろい銘仙ならではの柄。時代を反映してロシアアバンギャルド
だったり、アールデコ風だったりとまるでデザインのカタログみたいな楽しさで何度見ても楽しい
どうしたって銘仙は冬物ですから今着ることは不可能ですけど、この小物で少し気分を味わいますか
そして、浴衣でも着て打ち水すれば目にも涼しい昔からの日本の風物詩がよみがえるってわけ。
|