さて、そんな老舗の中でこれぞかわいい!の真髄「村上開新堂」のエントランスはその
細部に渡り素晴らしいものです。懐古的でありながら、現代のパリのペストリーショップ
だと言ってもそう変わりないデザイン、大理石の腰張りに写真ではわかり難いかと思いますが
ドアノブの真鍮プレートには「をす」の文字が打ち出されているのです。旧仮名遣いから時代を
感じさせますよねぇ。そのまま使われているところがまた感動してしまいます。他は同じような
造りの美容院やら(ここも店名のフォントがなんとも大正ロマンしてます)水道メータの蓋にも
なぜか心惹かれる佇まいを感じてしまいました。願わくば、火事や地震などで壊れてしまわない
よう、永遠に残って後世につないでいって欲しいものです。ちなみにこの村上開新堂のクッキー
の缶もかわいいですよ。予約でないと買えないので次回はきっとゲットするぞと決意しました。
|