吐いたらすぐに救急へ!ではない


 まあノロでもロタでも、エンテロでもアデノでも・・・(こんなウイルスの名前は結構お母さんも知ってますね)いいんですけどね、大事なことは「吐いたらすぐに救急へ!」ってわけでもないってことなんです。
 でも、急に吐いたんです、びっくりして・・・とおっしゃるかもしれませんが、まあ嘔吐なんて急にしかないですよ。
 そりゃそうだ(笑)・・・でしょ?
 夕食に食べたものを夜中に急に吐いたとか、幼稚園から帰ってきたら熱が出てきて昼ご飯をみんな吐いてしまったというような感じですね。 マスコミはアホなのであおるだけあおってそれっきり・・・今流行のノロウイルスかな?と、皆さんはちょっと心配になります。
 でも、ノロだろうがロタだろうが最初は同じ・・・でいいんです。様子をみます。
 吐いたら少し楽そうになりますか?子どもが吐いた後、案外ケロッとしていませんか?もちろん、たとえば15分、30分おきにお腹の中が空っぽになるまで何回か続けて吐くことはありますが、嘔吐と嘔吐の間は苦しくなさそうで、意外に元気で笑顔も出るようだったら、嘔吐が落ち着くまで少し待ってから、次のステップのホームケアに移ります。もちろん「元気」っていうのは言い過ぎでもクタッとしているけど、まあ苦しんではいないなというならちょっと様子をみましょう。(例えば数時間)
 様子をみる?でも水分をあげなくちゃ・・・まあそうなんですけど、嘔吐したとたんにあげても吐いちゃいますよ(笑)
 で、数時間たったら水分をあげはじめます。その続きはこちらをクリック

 でも、嘔吐した後もまだ苦しんでいるようだったり、あまりにぐったりしているようだったら、重い病気(とくに髄膜炎と腸重積に注意)の可能性があります。ケロッがないときは要注意です。


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