吐いた後ケロッとしているかどうかがポイント


 病気による嘔吐で一番多いのは、急性消化不良症による嘔吐。夕食に食べたものを夜中に急に吐いたとか、幼稚園から帰ってきたら熱が出てきて昼ご飯をみんな吐いてしまったというような場合です。もちろん、こういうときはたいて突然の嘔吐で気づきます。でも、胃の中に何時間も前の食べ物が残っていたのだから、少し前からはじまっていた消化不良症であることは間違いなさそうです。
 ところですぐにあわてないでください。子どもが吐いた後、案外ケロッとしていませんか? たとえば15分、30分おきにお腹の中が空っぽになるまで何回か続けて吐くことはありますが、嘔吐と嘔吐の間は苦しくなさそうで、意外に元気で笑顔も出るようだったら、嘔吐が落ち着くまで少し待ってから、次のステップのホームケアに移ります。
 でも、嘔吐した後もまだ苦しんでいるようだったり、あまりにぐったりしているようだったら、重い病気(とくに髄膜炎と腸重積に注意)の可能性があります。ケロッがないときは要注意です。


トップへ

戻る