水ぼうそうワクチンの定期化について

2014.9.22 更新

2014年10月から、水痘ワクチンが定期化(無料化)されます。(当院では横浜市民が対象です)

対象年齢と接種回数

対象年齢 回数 標準的な接種期間
1歳、2歳 2回 初回 生後12ヶ月から15ヶ月の間に1回
追加 初回接種終了後、6〜12ヶ月の間に1回(3ヶ月以上あれば可)

※すでに任意接種で1回接種が済んでいる方は、あと1回の接種となります。また、2回接種が済んでいる方は接種の必要はありません。

経過措置(2014年10月〜2015年3月)

対象年齢 回数
3歳、4歳 1回

※すでに2回接種している方は対象になりません。
※過去に任意接種で1回接種が済んでいる方も、あと1回の接種が受けられます。なお、1回目から2回目までの接種間隔は3ヶ月以上はあけていただくようにお願いします。(この件については、自治体により解釈が違うことがあります。横浜市民を対象にした定期予防接種についてご案内しています)
※過去に1回も接種していない方で、2回目の接種を受けたい場合、1回目は公費で定期接種が受けられますが、2回目は任意接種(有料)になります。


すでに水痘に罹患した方は接種の必要はありませんが、はっきりしない(水痘を疑われたが、あまりに軽症だったりして、診断があいまいな場合など)ときは接種したほうが良いと思います。罹患済みの人が接種したからといって、そのために副作用が出ることはありません。

接種間隔については、学会などでは3ヶ月以上(あるいは3ヶ月程度)としています(当院で過去にアップロードした接種間隔についての説明はこちら)が、定期接種の議論の中では当初はなぜか「6〜12ヶ月あけて」となってしまい、その後、学会などの推奨と整合性をはかるためなのか、3ヶ月以上あければ良いということになりました。3ヶ月よりちょっと短い間隔でも「約3ヶ月」となると思いますし、安全性に問題はありませんが、定期接種の「法律」と合わないため、2回目の接種が無料ではできません。