小学校、中学校の入学願書を出すための健診をクリニックで受ける場合

本来は、入学試験を受けるための条件として健康診断書の提出を義務づけること自体、健康診断書の内容は選考に影響しないといくら学校側が言ったとしても、気持ちの上で病気をもった子どもを遠ざけ、差別することにつながることなので、少なくとも学校が行う行為としてははなはだ疑問です。文部科学省も、国立大学などには受験の際、健康診断書の提出を含めないように通達を出しているくらいです。
現在は、当院の経験では周辺では横浜国立大学附属横浜小学校だけなのですが、当院としては上記の理由から不本意ではあるのですが、やむを得ず、診療に影響が少ない日にのみ(土曜日は受けせず、平日でも、指定の時間帯に来院できる方のみ)、原則として専らかかりつけの患者さんに限定してお受けしている状態です。
ですから、このような診断書自体、極めて形式的で意味のないものだとは思いますが、たまたま何らかの健康上の異常があった場合、その記入を気にされる方もおいでになると思います。しかし、いかに形式的なものとはいっても、当院では健康診断書に嘘は書けませんので、そのことはご理解の上、ご予約ください。
もちろん健康上の異常(例えば、気管支喘息の既往、尿検査の異常など)があったからといって、入学選考に影響するはずはないと思いますので、ご安心いただければと思います。そんなことに健康診断書を使っているとしたら大変なことです。ですから、このような診断書の提出を受験生に求めてほしくないということなのです。

小学校、中学校の入学願書を出すための健診をクリニックで受ける場合は、まず受付にお電話でご相談ください。 なお、土曜日はお受けしません。
平日についても、混雑する時間帯を避けてお受けしていますが、お受けできる人数に限りがあります。
料金については、受付にご確認ください。
「一般診療」の科目で、コンピューターによる電話予約、インターネット予約をされてもお受けできませんので、ご理解ご協力をお願いします。

なお、一時期、特に小学校受験に関して、健診をお断りする時期を設けることがありますので、ご容赦ください。詳細はここをクリック(タップ)してください。

横浜国立大学附属横浜小学校の入学試験前健診についてのお知らせ

2013年現在、横浜国立大学附属横浜小学校のサイトをみますと、2013年から健診の用紙はダウンロードできるようになっており、事前の健診でも可になったようです。当院で健診を受けたい場合は、できるだけ説明会後は避け、事前にお願いいたします。9月中だったら対応しやすい(10月に入るとお断りしなくてはならないことが多い)と思います。なお、入学試験を受ける要件として健診を科すことは、国立大学の場合が対象と思われますが、文部科学省からもそのような対応(入学試験前に健康診断書の提出を求めること)ををしないように指導しているようです。