お腹がとても痛い
(解説1)
子どもが「お腹が痛い」と言っているときって、本当に痛いのかどうかよくわからないことがありますね。咳をしたときなんかにも、「お腹が痛い」と表現する子もいます。でも、とても痛いときはやっぱりお腹をかかえるような感じで痛そうな表情になるものです。ここでは子どもが急に腹痛を訴えたとき、明らかにお腹が痛そうなときのことをイメージしてください。
そのときは、便秘のときと同様にとりあえず浣腸をしてみるという手があります。便意があり、そのためにお腹が痛がっているときはもちろんですが、はっきりしなくて困ったときにも浣腸は役立ちます。
小さな赤ちゃんはまず綿棒浣腸ですが、少し大きくなったら市販のグリセリン浣腸(乳幼児用10ml、小児用20ml)を常備薬として用意しておくとよいでしょう。
浣腸をしてどんな便が出てくるか、また腹痛がおさまるかどうかで、判断します。こどもの腹痛は、かなりの部分が浣腸で解決します。