熱性痙攣の既往歴のあるお子さんにインフルエンザの予防接種をすすめる理由


インフルエンザに罹患すると高熱が出るので、痙攣が起こりやすくなります。その「時点」でその状態が「脳炎脳症」の初期症状ではないと断定するのは大変難しいのです。もちろん多くはただの熱性けいれんなのですが・・・
もちろん、予防接種が脳炎脳症を予防するという確証もありません。ですが、そういう場面では「脳炎脳症を起こした人のほとんどがインフルエンザの予防接種を受けていなかった人たちだった」という年もあったということもよりどころになるものです。
また、ダイアップの予防投薬(発熱時に使用)も、この時期はやや早めにしてもいいと思います。
ただ、ダイアップを使用するとボーっとする児もいるので、脳炎脳症を疑う場合その意識レベルを正確に把握できなくなるので反対の立場をとる先生もいます。


トップへ