ロタウイルスワクチンの接種スケジュール


ロタウイルスワクチン(ロタリックス)の受け方

生後2ヶ月に1回目の接種をはじめ、4週以上の間隔で2回目を接種します。2回目の接種は生後24週0日までに終えなくてはなりません。生ワクチンなので、ロタウイルスワクチンを接種した後は4週間どのワクチンも受けられなくなります。生後24週0日が何月何日になるのかを簡単に計算したい方は、ここをクリックしてください。
ところで、ロタリックスは添付文書上は生後6週間から接種が受けられるようにはなっていますが、生後6週間で接種してしまうと、その後4週間他のワクチンの接種ができなくなるので、生後2ヶ月になるまでお待ちいただき、ヒブ、肺炎球菌ワクチンと同時接種をすることが推奨されています。当院でもロタウイルスワクチンを接種するためにヒブ、肺炎球菌の接種を遅らせないためと、来院回数を増やさないために、月齢1ヶ月児の単独接種は当院ではいたしません。なお、ロタウイルス胃腸炎が重くなったり入院するようなことが多いのは生後5ヶ月をすぎてからですので、生後1ヶ月でロタウイルスワクチンを急ぐ必要はまずありませんので、ご安心ください。
また、欧米では生後14週までに第1回目を接種しないと、その後では接種が受けられないスケジュールになっている国もあります。日本でもそれ以降に開始した臨床試験データがないので、当面は生後15週になった方の接種はしないほうが良いと思われます。理由は腸重積の接種リスクが高まる危険性があるかもしれないからです。そのため、生後15週0日以降に第1回目の接種を受けることは原則として避けていただきたいと思います。

ロタウイルスワクチン(ロタテック)の受け方

生後2ヶ月に1回目の接種をはじめ、4週以上の間隔で3回の接種をします。3回目の接種は生後32週0日までに終えなくてはなりません。生ワクチンなので、ロタウイルスワクチンを接種した後は4週間どのワクチンも受けられなくなります。生後32週0日が何月何日になるのかを簡単に計算したい方は、ここをクリックしてください。
ところで、ロタテックは添付文書上は生後6週間から接種が受けられるようにはなっていますが、生後6週間で接種してしまうと、その後4週間他のワクチンの接種ができなくなるので、生後2ヶ月になるまでお待ちいただき、ヒブ、肺炎球菌ワクチンと同時接種をすることが推奨されています。当院でもロタウイルスワクチンを接種するためにヒブ、肺炎球菌の接種を遅らせないためと、来院回数を増やさないために、月齢1ヶ月児の単独接種は当院ではいたしません。なお、ロタウイルス胃腸炎が重くなったり入院するようなことが多いのは生後5ヶ月をすぎてからですので、生後1ヶ月でロタウイルスワクチンを急ぐ必要はまずありませんので、ご安心ください。
また、欧米では生後14週までに第1回目を接種しないと、その後では接種が受けられないスケジュールになっている国もあります。日本でもそれ以降に開始した臨床試験データがないので、当面は生後15週になった方の接種はしないほうが良いと思われます。理由は腸重積の接種リスクが高まる危険性があるかもしれないからです。そのため、生後15週0日以降に第1回目の接種を受けることは原則として避けていただきたいと思います。