新型コロナウイルスの検査について
(2022.1.27更新) 

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もし、検査が陽性だったら(陽性かもしれないと言われたら)読んでいただくページはこちらです

新型コロナウイルスの検査はいろいろあり、今後も開発されていくと思います。おそらくこのページも徐々に書き足していくことになると思いますが、現時点での情報をお伝えします。

大変複雑で、また周囲の流行状況や、行政の判断、検査方法の追加などにより、変化してゆきます。
なお、「小児のコロナウイルス感染症について」のページも参考にしてください。

<大切なこと>
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検査を受けていただく患者さんの対象(健康保険で行える検査=行政検査ともいいます)

検査は大きく2つに分かれていて、行政検査(クリニックで行う場合は健康保険を使うが、初診料などの通常かかる費用はかかるが、コロナウイルスの検査部分は無料になる)と、全額自費で行う検査にわかれます。まず、行政検査について説明します。

新型コロナウイルスの流行期には、周囲の流行状況に応じてPCR検査(または抗原検査)を行うことを、日本感染症学会(提言)ではすすめています。学会の提言ですが、行政検査の対象はこの提言をもとに決めていくのが普通です。

現在(2022年冬)は、第6波の中で流行中ですから、「症状や疑いが強ければ」行政検査の対象になります。
また、当院の行政検査の対象は、小児(中学生以下)です
  • 申込方法
  • 料金
    • PCR検査に関する部分だけは、窓口負担のある方でも無料です。詳しくは受付におたずねください。
  • 備考
    • なお、検査結果を証明する文書が必要な場合は、1名あたり、診断書料¥1300(郵送ご希望の方は¥2000)が別途かかります。
    • お電話をいただいてお知らせする場合は追加料金はありません。(メールでのお知らせはしていません)

自費でなら行える検査

ここをクリックして別ページでご案内します。
2022年2月28日までは「濃厚接触者でもなく、無症状だが、心配だから検査をしたい」という場合、神奈川県新型コロナウイルスPCR検査無料化事業の利用をおすすめします。

PCR検査と抗原検査

PCR検査と、抗原検査をどのように使い分けるかを説明します。

行政検査(健康保険でできる検査)
  検査の種類 結果がでるまでの時間 検体 特徴
有症状者    PCR検査  翌々日の朝   唾液 医療従事者が感染する可能性が非常に低く(検体の受け渡しのみ)感度もかなり良い。
鼻汁 感度も良く、コロナウイルス感染症を積極的に疑う場合には最適だが、医療従事者の感染防御が必要。
抗原定性検査 30分程度 鼻汁 迅速性にすぐれるが、PCRに比べて感度はやや低いが、発熱して24時間以上たっていて、検体採取が十分にできれば、検査の信頼性は高くなる。患者さんが家で採取した鼻汁でも検査可能になった
濃厚接触者や入院を要するような重症患者さんの場合は抗原検査が陰性のときにPCR検査をすることがありますが、通常の小児科外来では両方の検査を健康保険で行うことは認められません。そのため、当院では2つの検査を健康保険で同時にすることは原則としてしません。行政検査でPCR検査をして、別途、自費で抗原検査をご希望の場合は、料金も含めご相談ください。  
無症状者   PCR検査 翌々日の朝 唾液  家族や濃厚接触者に準ずる人にコロナウイルス感染症が疑われる場合に行うことがあるが、本人が無症状であれば、通常小児では行わない。行う場合は、保健所がすでに介入していることがほとんどだと思われる。 
鼻汁 家族や濃厚接触者に準ずる人にコロナウイルス感染症が疑われる場合に行うことがあるが、本人が無症状であれば、通常小児では行わない。行う場合は、保健所がすでに介入している場合がほとんどだと思われる。
抗原定性検査 30分程度  鼻汁 無症状者の抗原定性検査は行政検査(健康保険)としては行えない。
※コロナウイルス感染者が定められた期間自宅療養、ホテル療養などののち、PCR検査をする必要はありません。また、その検査を会社などから要請されたとしても、行政検査(健康保険)で行うことはできません。

検査のタイミングについて

ところで、症状がある場合、検査はいつするのが良いのでしょうか?

※濃厚接触者かも・・・というときの検査のタイミングについては別ページです。以下は発熱したなど、発症したかも・・・というときの説明です。

どのウイルス感染症でもそうですが、
  • 検査をすることで治療方針をたてるのに役に立つタイミング
  • その感染症だった場合に、ウイルスの排出量が検査するのに十分に多く、偽陰性が少ないタイミング(検査の感度から考えて)
の2種類がポイントになります。社会での流行状況が極めて少ないときは、偽陽性の存在が問題になりますが、流行中の検査と考え、偽陽性になる率は非常に少ないと考えておきます。
次に示すのが、インフルエンザと、新型コロナウイルスの比較です。

つまり、新型コロナウイルスについては、発熱したときに検査をしようかと考えはじめ、当日や翌日に検査をしても、検査の感度としてはちょうど良い時期であると言えます。インフルエンザとはウイルス排出のピークが違うのです。
しかし、普通の病気は皆そうですが、実際に診察を受けるタイミングとしては、乳児期早期は別としても、発熱してすぐというのは、治療方針をたてるには早すぎることが多いです。
ただ、PCR検査だけでなく、2021年1月22日からは抗原定性検査も発熱した日に検査してよいことになりました。発熱初日のウイルス量は比較的多いとされているので、おかしなことではありません。
また、ただ、当院でできる新型コロナウイルスのPCR検査は、原則として唾液が検体になりますが、発熱した日にクリニックに提出していただければ、PCR検査の検体をその日のうちに提出することはできます。結果は検体を提出した次の日の夕方~夜にクリニックに報告が来る予定です。(以上は検査機関に聞いた話ですので、状況により遅れる可能性はあると思います)
確かに、感度はPCR検査のほうが抗原定性検査よりも高いですが、抗原定性検査はすぐに判定できるというメリットがあるので、保険診療(行政検査)で同時に両方の検体を提出することはできませんが、ご相談の上、決めていきたいと思います。
PCR検査の場合は、検査を提出した日の翌診療日にお電話をいただき、その後の状況をお知らせいただきますが、早めに結果が来ていればそのときにお話しします。
もし結果が来ていなければ、その翌日などにご連絡という形になります。
通常の発熱(乳児期後半以降)であれば、比較的元気で食欲も半分以上あるような状況であれば、その検査結果を待って、多くの場合はコロナウイルス感染症を否定してから、他の病気を考えてあらためて診察をします。 電話で状況を確認しながら、ご説明していく予定です。
つまり、PCR検査の結果がでるまでのタイムラグも利用するわけです。

検査したほうが良いかどうかの判断

残念ながら患者さんの周囲の状況は公的な情報が少なく当院ではわからないですし、現在は保育園や学校の同じクラスなどで接触が疑われ、希望があれば検査をしている(単に心配だからしたいというのは不可です)というのが現状です。学校や保育園などの状況は地域の区役所(保健所)は知っていますが、医療機関には伝えられていません。また、小児はほとんどが軽症か無症状なので、どういう症状だったら検査をしたら良いというようなことも言えません。家族に陽性者がいる場合は、もし、検査をするならば、潜伏期が数日(オミクロン株の場合3~4日)あるということも考えて、家族発症からすぐにではなく、少し間をあけて検査をしたほうが良いということは言えると思います。区役所にすすめられて家族がすぐに検査をしたら陰性だったが、数日後に発症したという話はよくあります。区役所は潜伏期のことは考えずに検査を急がせる(その結果で保育園をどうするかが決まるのでと)傾向があります。もともと濃厚接触者というのは、「誰からうつされたのかという原因をさがすのが目的だったから」です。ある人が発症して、家族の誰かがうつしたのではないかというのであれば、いわゆる犯人捜しという意味ですぐに検査をしても良いのですが、小児は通常、家族から「うつされる側」なのと、すぐに治療が必要なわけではないので、検査のタイミングはある程度あけたほうがよいことが多いのです。このことは次項の「濃厚接触者について」に詳述してあります。

濃厚接触者について

検査を受けるかどうかを考えるとき、「濃厚接触者」かどうかということはどうしても重要なポイントになります。
ただ、「濃厚接触者」という言葉の使い方はまちまちで、例えば、保育園で関係者が陽性だったという連絡が来たときにも、濃厚接触者にあたるのかあたらないのか、考え方はいろいろなのです。その解説は別ページになります。

子どものいる家庭を困らせる10+10ルール
今は、7+7になっているかもしれませんし、その他の柔軟な対応にかわっている可能性があります。福祉保健センターが決めますので、詳しいことは、福祉保健センターにお聞きください。

現在、家族の誰か(仮に親とします)が発症すると、発症した日を0日として10日目までの隔離が必要だといわれます。
保健所からは、家の中で隔離が十分できていない場合は、親は10日目までは感染させる可能性があるのだからという理由で、子どもにはその最後の日からさらに10日間の隔離が必要になると言われます。
オミクロン株は軽症なので、子どもが発症しないこともあり、途中で検査をする機会がなければ20日間の隔離になってしまうのです。
といって、親が発症してすぐに検査しても、感染しているとしても潜伏期の前半ですから、PCR検査をしても通常陰性になります。それはちょっと早すぎるのです。
オミクロン株はたいてい家族内感染をしてしまいますから、発症するとしたら、4日後ぐらいです。
当院では検査を強く勧めるわけではないのですが、このような10+10ルールがあるため、「ある家族が陽性になったら、他の家族は無症状であっても中3日ほどあけてPCR検査をする」ことはやむを得ないかなとも思います。
濃厚接触者の検査ができるのは、後から発症しない限り、1回だけですから、その1回のタイミングを考える必要はこんなところにもあります。
これだけ検査需要が高まり、医療機関が逼迫している状況ですが、かかりつけの患者さんには、そのような情報も伝えておかなくてはと思っています。

<2月11日追記>
2月2日よりこの10+10(7+7)ルールが撤廃されたようでもあります。2月1日までは、無症状でも途中で検査しないととんでもないことになることがありましたが、2月2日からはかえって検査しないほうが良いことがあるということです。

抗原定性検査の検体のご家庭での採取について

現在抗原検査キットが不足しているため、検査ができないことがあります。

当院では、ビル管理の事情もあり、原則として、ご家庭や院外で検体を採取していただくようにしています。抗原定性検査は、鼻汁が検体になりますが、長い綿棒を医療者が鼻の奥まで突っ込んで検体を採取する方法ではなく、ご家庭で鼻汁をぬぐってサランラップや小さいチャック付きビニール袋に入れてご持参いただいたり、ご家庭の綿棒を鼻孔に2cm程度入れて、ぐるぐる回す感じでぬぐって(少し水でぬらしてから入れると良いです)その綿棒をサランラップやチャック付きビニール袋に入れてお持ちいただくのも良いと思います。(受付でも無料で片方に赤い印のついた綿棒を小さなビニール袋に入れてお配りしています)
唾液PCRと違い、その場(30分程度)で結果がでます。

なお、ひとつ注意していただきたいことがあります。抗原定性検査はその場で結果が出ますが、万一結果が陽性であった場合は、公共交通機関での帰宅はできないことになります。タクシーも難しいと思います。当院では帰宅手段の手配はできませんので、あらかじめご了承ください。
そのようなことを避ける意味では、お子さんを自宅においておける環境を整えておき、別の方に検体(鼻汁)を届けていただく方法もあります。また、患者さんが帰宅されてから結果をお知らせすることなども配慮できます。(便法ですが、市外の保健所からの公的なアドバイスを参考にしました)

唾液を検体とするPCR検査の患者さん側の手順

明らかな発熱や、コロナウイルス感染症を疑う症状があり、しかも、患者さん側からみてPCR検査を受けたいと思う場合、クリニックに相談できるタイミングであれば、お電話でご相談ください。
また、無症状だが事情があって、PCR検査などを受けたい場合も、まずはお電話でご相談ください。
唾液の容器の事前販売は検査逼迫の都合により、停止しました。(2022.1.27)

容器は専用容器になります。その日あるいは翌日に使用する分については、無料でお渡しできます。検体の回収は夕方になりますので、午前中にクリニックに容器をとりにきていただいて、平日は17:30、土曜日は15:30までに提出していただければ大丈夫です。
診療が必要なく、検体提出だけでしたら、診療の予約はいりません。

唾液検体をお持ちになるときに、必ずしも本人をお連れにならなくても大丈夫なことも多いですが、看護師が症状をうかがい、医師に確認した後、検体の提出になります。なお、明らかに検査の必要がないと判断される場合は、お電話をいただいた際などにお断りすることがありますので、あらかじめご了承ください。

唾液PCRの場合、2021年9月より、新しい方法として、綿棒にしみこませた唾液で検査することもできるようになりました。詳しいことはこちら

なお、当院で検査できるのは、原則として小児に限ります。(通常中学生以下ですが、当院に喘息などで定期通院中の高校生、お子さまの診断上必要なご家族などは対象になります)
また、連日検査するようなことはできません。(特殊な場合を除き、1回のみしか認められません)
当院に検体をおもちになると、看護師が感染対策をとりながら所定の手順で十分に密閉したのち検査機関に送ります。

お読みいただくことになっている書類

また、行政検査の場合、検査を受ける方向けに、医療機関側から、次の2つ(他に英語版があります)のご案内をお渡しすることになっています。 (自費の検査の場合は必須ではありませんが、参考にしてください)
  1. 新型コロナウイルスの検査とご自宅での注意事項
  2. 自宅・宿泊施設療養のしおり (2021.9.6変更)
  3. 英語版(コロナ検査後の注意事項)
1. は、検査結果が判明するまでは外出を控えることのほか、検査結果が陰性のとき、陽性のときに分けて、その後の対応を説明するものです。悪化時の連絡先は記入してありませんが、当院にお願いします。できましたら、当院に検体をお持ちになる前に、読んでおいていただけますとスムーズです。

2. は、陽性になった場合に必要なものですが、陽性になった場合、行政からの説明を理解しやすくするための印刷物です。検体を提出した後、陽性であれば、いつでも読めるようにご準備いただけるとよいと思います。なお、「自宅・宿泊施設療養のしおり」と同じ内容のものとして、神奈川県の「無症状・軽症の方の療養について」というページをご覧になっていただいても良いことになっています。
いずれも、原則として、検査をする方全員にお配りするようになっていますが、上記タイトルをクリックすれば、ダウンロードできるようになっていますので、いつでもお読みいただける環境にある方は、ご自宅やスマートフォンなどでお読みいただいてもかまいません。
印刷するのは、当院にとっても大変なので、できるだけパソコンやスマートフォンでお読みくださるようにご協力をお願いします。

3. は、日本語が読める方には関係ありません。

綿棒にしみこませた唾液を検体としたPCR検査ができるようになりました(2021.9.26)

赤ちゃんの唾液を採取するのは、実際には大変です。当院では9月より唾液を綿棒にしみこませて、それを検体にすることができるPCR検査を導入しました。
ただし、事前に容器をご購入いただくことはできません。また、検査結果のご報告が従来の検査であれば、たいてい翌営業日の午前中にできるのですが、こちらのシステムでは午後になります。
この方式を使った唾液の採取や提出に関してお渡しする予定のプリントはここをクリック(pdf)

PCRが陽性となった場合

当院では、陽性となった場合、ただちに、「発生届」を、各区の保健センターに提出します。この場合、患者さんへのご連絡よりも先になることがありますので、当院からよりも先に保健センターから連絡がいくことがあります。連絡先の情報は、各区保健センターに提出しますので、あらかじめご了承ください。(自費の検査であっても同様です)
なお、軽症者に対する「自宅・宿泊療養」についてのご説明は、ここをクリックして神奈川県からのご案内をお読みください。
また、保健所からのインタビューフォームは現在Webで行っています。ここをクリックして入力してください。
陽性になったときの解説をこちらにまとめています

PCRが陰性となった場合

陰性であることは、その時点でコロナウイルスに感染していないであろうことがほぼわかるだけであり、その翌日に感染することもあるので、コロナウイルスだけでなく、さまざまなウイルスを他者にうつさないように配慮してください。症状に応じた治療は引き続き行います。

PCR検査結果速報(お電話でお伝えできなかったときの補助的な情報です)

検査を受けた方以外には関係のないページです。ここをクリックしてご確認ください。
医師が夜間に得たデータを仮の速報としてアップロードしますが、正確さを保証するものではありません。最終的には翌営業日にクリニックとお電話でお確かめください。