| 星川小児クリニックの診療ポリシー | |
星川小児クリニックの診療方針
1.正直な診療を心がける
そんなこと当たり前じゃないか・・・と、思われるかもしれません。
でも、これがなかなか難しいんです。できるだけ自分の子どもが受けてほしい治療を提供するように心がけています。
2.上手に小児科を使ってもらえるようにアドバイスします
医師が、ナースが、自分の子どもに受けさせたいと思うような治療を患者さんが受けるためには、患者さんにもお願いしなくてはならないことがとても大きいのです。上手に小児科を使ってもらうために、僕たちが一生懸命に仕事ができるような気持ちにしていただくように、時には患者さんが守るべきマナーのこともアドバイスすることもあります。それから、患者さんは、「治療をしてもらう」だけではだめで、「子どもの病気について勉強する」という気持ちで僕らに接してください。それができるようになると、星川小児クリニックらしい診療が楽しめるようになりますよ。せっかく来てくださったのだから、おみやげいっぱいにして帰れるように、ナースも一緒になってがんばります。
ナースも予診や説明に一生懸命がんばります
3.楽しい診療を心がける
そう、診療を楽しむという気持ちが大事だなと思いますよ。「勉強になった」「楽しかった」・・・と言ってもらえるように、僕らも仕事を楽しみながらやろうと思います。
4.薬でお話しするのではなく、ことばでお話しします
いちばんつまらないのが、「かぜですね。お薬だしときましょう。お大事に(^^);」というパターンでしょうか。これじゃあ患者さんは確かにたくさん診れるかもしれませんが、患者さんは成長してくれません。薬が大事なのではなく、医師や看護師の説明や何気ないおはなしが心に残るような、そんな診療がしたいのです。
「薬に頼らない診療をしよう」というのではありません。薬を使ったほうが良いときはそう説明します。「星川小児クリニックは薬を出さない(笑)」というわけじゃないです。むしろ、以前は「ぜんそくに必要な薬(例えば今では当たり前になった吸入ステロイド薬など)を控えすぎて悪化させてしまっている人がいる」と主張し、どちらかというと、(良い意味で)薬漬けのクリニックだったかもしれません。なので、薬を出さないのではなく、意味のない薬の処方を控えているだけと思ってください。
5.ナース(看護師)が大きな役割を演じます
このような診療方針を実践していくには、ナースの力がどうしても必要です。医師だけでなく、ナースもみんなでチームとなって患者さんに一生懸命接していこうと思います。ナースと一緒に書いた「小児科に行こう!」という実用書は、僕らの思いのひとつのシンボルになっています。また、当院のそのようなナースの役割を評価していただき、ぜんそくの分野についてですが、インタビューを受けた記事が2つあります。インタビュー(1)、インタビュー(2)
6.ただ、どうしてもこんな患者さんとはうまくいかないんです
説明なんかどうでもいいから薬が欲しいだけという人 小児医療で本当に必要なのは説明です。薬はもちろん必要に応じて処方しますが、説明しようとしても聞く耳をもたない人は当院の通院はおすすめしません。(おたがいにがっかりしますから) 医師の前では作り笑顔をするけれど、受付事務やナースを見下すような人 これってすぐにわかるんですよ。当院で大切にしているのは医師の力というよりも、医師も含めたスタッフの総合的なチームワークです。もちろん職種による対応の差はありますが、スタッフを見下すような人はこちらも好きになれません。好きになれないということは気持ちのいいサービスは受けられないということですから、そういうタイプの感覚をもっている方の通院はおすすめしません。 ふだんは他の医療機関をもっぱら利用し熱が続いたとかとても困ったときだけ当院に相談にくる人 かかりつけ医を大切にしてあげてくださいね。もしそのかかりつけ医がそんなに信用できないならそこに通わないでくださいね。もちろん困ったから来てくださるお気持ちはわかりますし、ありがたいことだとも思います。でも、露骨な使い分けは僕らも嫌ですし、かかりつけ医も嫌だと思います。
ここで、当院にかかるなら他の医療機関はかかってはいけないというようなことを言っているのではありません。ただ当院は基幹病院のような二次医療機関ではありませんし、重症になったらいつものかかりつけ医を見限って行くというようなころでもなく、いわゆるふつうの町の小児科医だということをご理解いただきたいのです。かぜをひいたら抗生物質を早くもらって飲ませるべきだと思って疑わない人 確かに患者さんにあわせる診療も大事かもしれないけれど、「あ、この人は普通の診療、この人は薬漬け診療・・・」と、覚え切れません。当院にはそういう診療は期待しないでくださいね。(薬漬け診療をしている医療機関をお探しの方はここをクリック)←冗談です(^^); 遠方から来ているのだから特別扱いしてもらって当然と思っている人 確かに当院には他府県からの患者さんも多くいらっしゃいます。そこまでご評価いただいてとても嬉しいとは思いますし、歓迎しています。でも、当院の本業は地域医療です。地域の人たちが安心して子どもの健康を守っていけるようなお手伝いをすることを優先します。もちろんご遠方からの通院は大変だとは思いますが、地元の人と同様にさせてください。ここまで言わなくてもその気持ちをわかってくださって、気持ちよく遠距離通院されている方はたくさんいます。 麻疹の予防接種を受けさせる気のない人 いろいろとお考えがあるのは承知していますが、最低限、麻しんのワクチン(原則としてMRワクチン)は受けてください。当院は乳児の患者さんも多く、ワクチンを受けない患者さんが来院したために待合室で感染をしたとしたら大変なことになります。麻疹は最初はかぜ症状だから発疹のある人だけ注意していればいいなんてことはないです。それに感染力が恐ろしく強いのです。診療拒否ではありませんが、1才2ヶ月以上で麻しんのワクチンをしない方針の方は他児にご迷惑になりますので、通院はご遠慮いただきたいのです。「ご自分のお子さんがそれまで麻しんにかからずに大きくなれたのも周りの人たちが麻しんのワクチンをしてくれているからだ。そのことに感謝して1歳になったらすすんで接種を受けなくては・・・」ということに気づけばほとんどの方は、個人的なメリット以外に「社会的な責任」があるのだということを理解され、接種してくれます。
でも、それでも接種しないという方は申し訳ありませんが、当院で信頼関係を築くのは無理だと思います。ごめんなさい。(本当はそのお子さんのためにも熱心に説得するべきなのかもしれませんが・・・)
参考までにアメリカでは予防接種が済んでいないと学校にも通学させてもらえません。先進国だけじゃありません。開発途上国といわれている国ですら、麻疹がひとり出ただけで国をあげての大騒ぎになります。そのくらい麻疹は恐れられている病気です。麻疹の後遺症で日に日に衰弱して死んでいった子を病棟で見ていた日、麻疹の予防接種を受けさせてもらえなかった中学生の女の子が救急センターでじっと高熱に耐えながら、親を恨めしそうに見ていた光景がまだ忘れられません。